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出産の不安を解消するバースプランの作成方法【実例と病院の回答】

出産後の新生児 HALF TIME
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2020年の12月、コロナ禍で妻が第一子を出産。
通常とは異なる環境の中、母子ともに健康であったので、ホッとしましたね。

でも、出産前は二人とも悩みや心配が多め
心身ともに不安定な状況が続いていました。

そんな心境を解消してくれたのが、病院から推奨されたバースプランです。
事前に計画を作成したことで、出産の不安が和らぎ、心の準備もできました

このページでは、安心して出産するためのバースプランの作成方法をメモっていきます。

不安を解消するバースプランの作成方法

リストのイメージ

①バースプランとは?

バースプランとは、お産や産後の育児をどのようにしていきたいのかを、出産前に、夫婦で一緒に相談して、書き出すもの。

バース=Birth(出産)
プラン=Plan(計画)

日本語でみると、ピンときますよね。
どのように出産・育児をしたいかを、いま一度整理するのに役立ちます。

バースプランは入院時に病院へ提出するのですが、助産婦さんなどと相談しつつ、内容を詰めていきました。
病院側とのコミュニケーションにも、一役買っていると思います。

②なぜバースプランが必要なのか?

  • 悩みや心配を書き出し、病院側と解決方法を事前に話し合う
  • パニックにならず、安心して出産を行う
  • 将来のことを、二人で真剣に考え、心の準備をしておく

本質的には一番下かなと。
新しい生命が宿り、プレッシャーも責任も大きくなります。

妻だけでなく、夫も不安でたまらないことでしょう。
だからこそ、二人で話し合って、気持ちを整えておくのです。

③バースプランに何を書く?

記載する内容に制限はありません。
思うままに、何でも書いてOKなのです。

  • 陣痛時や立ち合いに関すること
  • 希望する分娩の方法
  • 出産直後に行いたいこと
  • 逆に絶対に行いたくないこと
  • 病院側への要求

などなど。

ボクは妻と定期の妊娠健診の際にも、助産婦さんに相談して、分からないことは何でも聞きましたね。
そして、何度も話し合い、その都度不安・悩み・心配をバースプランに書き足しました。

本当に何を書いても大丈夫。
まずは、ちょっとしたことも全て箇条書きにしてみましょう。

④3つの出産シーンで計画を立てる

出産に伴う大きな場面は3つあります。

①陣痛時
②出産時
③入院時(育児)

箇条書き・リスト化したら、一旦、時系列に分類しましょう。
というか、むしろ1つずつ想像・想定しながら書き出す方が良いかもしれませんね。

手順としては、まずはパソコンのメモ帳やノートに考え付いた全てをリスト化。
整理できたら清書する、といった流れです。

以下に、シーン別の書き出す内容や疑問の一例を挙げていきます。

①陣痛時

出産直前で、最初に覚える不安は、陣痛かなと思います。
妻の身体に大きな変化があって、ボクも心配で仕方ありませんでした。

なので、陣痛時の行動からバースプランに記入します。

■家で
  • 陣痛が始まったら、お風呂に入って、カラダをキレイにする
  • お産バッグの中身をチェックリストを作成&最終確認
  • 10分間隔になったら、一度病院に電話
  • もしもの破水のために、タオルを準備

バースプランは病院へ提出するもので、基本的には陣痛室に入ってからのことを書きます。
しかしながら、不安は家にいたとき(陣痛が始まったとき)から起きていますよね。

なので、仮作成の段階で、バースプランを助産婦さんや相談員の方に見せて、家での過ごし方を確認してもらうのも良いかもしれません。

■病院で
  • 陣痛タクシーを使うので、日中・夜間の入口&受付場所をドライバーにきちんと伝えたい
  • 陣痛室(待機室)では音楽を聴いてリラックスする
  • できる限り、一人にしないで
  • 他の妊婦さんと一緒に待ちたくない
  • 陣痛を和らげる方法を、助産婦さんから指導してほしい

例を挙げたらキリがなさそうですが、序盤でモヤモヤを取り除くことは大切ですよ。

②出産時

  • 出産の様子を動画で記録する
  • 自然分娩を希望
  • 会陰切開、帝王切開はイヤだ
  • 無痛分娩で痛みから解放されたい
  • 出産直後の赤ちゃんを写真で収めたい

理想的な出産を行うために、細かい要求も病院へ提示するのをオススメします。

赤ちゃんが出てくる直前は、妻・夫ともに平常心ではいられません。
きちんと伝えたいことは、バースプランでしっかり文字化すべきですね。

③入院時(育児)

  • 個室で思う存分、赤ちゃんと接したい
  • 安全な母乳のあげ方、爪の切り方を教えて
  • 体力が回復するまで、赤ちゃんの面倒を見てほしい
  • 食事の時間やタイミングをずらすのは可能か
  • Wi-Fi完備の部屋で、家族とビデオ通話したい

出産後、ママは心身ともに疲弊していますよね。
無理をさせず、リラックスした時間を過ごすために、メモしておきましょう。

バースプランの実例と病院の回答

出産後の新生児

2020年は新型コロナウイルスの時代
それまでの出産スタイルとは、全く異なりました。

感染予防のために、様々な制限がかかっていたのですね。

それでも、念のため・ダメもとで、色々な希望をリスト化しました。

以下がボクたちが提出したバースプランに記入した内容と、病院の回答(赤字)です。

①陣痛時

・陣痛室にて夫のサポート(そばにいると心強い)
→ 今はできないです。すみません。
・不安なので1人にしないでほしい
→ 状況に応じて。ずっとスタッフの付き添いは難しいです。
・痛みを和らげる最大限の努力はしたい
・自分に合ったマッサージ、体勢、呼吸で過ごしたい
・家族とのビデオ通話
→ 陣痛室に他の方がいたら、電話はできないです。
・飲食(白湯)
・記録(動画、写真)
・歩行運動などでお産を早めたい
・呼吸法をリード
・お産の進行状態を具体的に常時確認
・陣痛室→分娩室に1人で移動したくない
・本当に辛くて苦しくて、耐えられないときは、麻酔などを希望
→ 当院では、やっていないです。
・簡単な日本語でゆっくり説明してほしい

残念ながら、第3波の真っただ中。
1日の感染者数を更新し続けたコロナ禍では、ボクがずっと一緒にいることは出来ませんでした。

まぁ、健診中から言われていたため、仕方ないと割り切っていましたが。

それ以外は満足いく回答が得られたと思います。

また妻は中国人で、日本語での日常会話には問題ありません。

しかし、出産前は正常心を保つことが難しく、思うにように日本語でコミュニケーションが取れないと予想。
一番下については、かなり強調しましたね。

②出産時

・終始、夫の出産立ち合い
→ 今はむずかしいです(ただし、出産直前の1時間前からOK)
・出産前後の記録
・可能な限り吸引分娩、鉗子分娩、会陰切開は希望しない
・早期母子接触(夫婦ともに)
・母乳を飲ませる
・妻、夫、赤ちゃんのスリーショット(出産直後の記念写真を代わりに撮ってほしい)
・バースプランを思い出させてほしい

出産時は1時間だけ立ち会うことができました。

他の病院では、出産→入院の間は親族すら面会は一切不可、というところもあるようなので「まだ運が味方してくれた」と気持ちを切り替えるほかありませんね。

出産前後の記録=写真・動画撮影は、医師や助産師の姿が画面に入らないという前提でOKでした。

ボクは緊張しっぱなしでしたが、第一子が誕生した瞬間を、無事に記録に残すことができました。

③出産後

・静かな個室を希望
→ 部屋の空き次第で、約束はできないです。
・睡眠は十分に摂りたい(その間は赤ちゃんを預かってほしい)
・赤ちゃんのあやし方を勉強(寝かせ方、ゲップ、爪の切り方、鼻水の処理)
・赤ちゃんの手形/足形スタンプで記念を残したい
・夫婦で赤ちゃんのお風呂見学
→ ご主人はできないです。
・問題なければ、早めに退院したい
・退院時の記念写真

前もってバースプランの内容を相談した際、個室に関しては保証できないと言われました。
タイミング・状況によっては、空いていない可能性もあるためですね。

出産時・退院時の記念写真は、スタッフさんが撮影してくれます。
希望を叶えてくれて、感謝感謝。

ともあれ、希望を出すのに遠慮する必要はありませんよ。

後悔しない出産にするために。
思い出に残る出産にするために。

二人の思いや考えを病院にぶつけましょう。

最後に…

バースプランに書くこと自体に関しては、どんな「わがまま」も許されます。
たとえ無理困難な内容であっても、言ってみなければ分かりませんし。

まずは出産予定日の1ヶ月くらい前から用意して、助産婦さんや病院側と何度も話し合いの場をもちましょう。

バースプランが出来上がった頃には、不安・悩み・心配がだいぶ解消されていると思いますよ。

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