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MetaMask(メタマスク)での承認をRevoke(取り消し)する方法【NFTハッキング対策③】

Revoke CRYPTO
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「いままでMetaMaskで承認してきたサイトを知りたい」
「以前承認・許可を与えた状態を取り消したい」
「ハッキング対策を強化したい」

そんな方へ向けて。

このページではメタマスクでの承認をRevoke(取り消し)する方法を、画像付きでメモっていきます。

本記事のメリット
・過去にMetaMaskが承認したサイトの確認方法が分かる
・送付許可や権限の承認をキャンセルできる
・MetaMask内のNFTや仮想通貨をハッキングから守れる
MetaMaskが接続済みのサイトの確認方法と接続を解除する手順【NFTハッキング対策①】
「いまMetaMaskが接続されているサイトを知りたい」 「もう使わなくなったサイトとの接続を解除したい」 「ハッキング対策を強化したい」 そんな方に向けて。 このページではメタマスクが接続済みのサイトの確認方法と、接続を解除する手順を画像...

1. Revokeとは?

メタマスクは世界最大のNFTマーケットプレイスOpenSeaやP2Eゲーム(例:Sorare)、DEX(分散型取引所)などと接続・連携することで、ウォレット内の暗号資産(仮想通貨)やNFTの移動・管理が可能となります。

みなさんもご存じの通り、これらのサービスを利用する際には、メタマスク側で「Approve」(承認)が必須となっていますよね。

QuicksSwap⑮

「○○へのアクセス権限を与えますか?」的な確認メッセージ。
(毎回キツネマークがポップアップする、アレです)

ビットコインやイーサリアム、NFT作品の送金/送付の行う時に、何度も操作していることでしょう。

①Revokeとは?

Revoke(リボーク)とは、今まで与えた「承認」をキャンセル・取り消すことを意味します。

  • Approve
    仮想通貨やNFTの送付許可を与えること
  • Revoke
    Approveをキャンセル・取り消すこと

です。

例えば、OpenSeaにて「承認」した場合、自分が出品したNFTに買い手が現れたら、自動的に受け渡しが実行されます。
こちらで追加操作をする必要がなく、とてもスムーズに取引が行え、とても便利ですね。

一方で、一度「承認」をしてしまうと、その許可がそのまま残り続けるといったデメリット(!?)があります。

②なぜRevokeが必要?

この機能を逆手にとって、ハッカーたちが虎視眈々とメタマスクの中身を狙っています。

うかつにも偽サイトや悪意のあるサービスに、知らず知らずのうちに接続しまった場合。
「承認」をしようものなら、メタマスク内の仮想通貨やNFTが抜き取られてしまうでしょう。

もしくは遠い昔、何かの手続きをするために「承認」したサイトがハッキングされたら……そのリスクは測りしれません。

よって、これまでメタマスクが与えてきた「承認」の状況をチェックして、定期的に使わなくなったサービスとの縁を切っておく=Revokeする必要があります。

デジタルウォレットの身辺整理と言い換えてもいいでしょう。
信頼できるサービスのみを残しておくことで、ハッキングリスクを抑えることができます。

特にここ最近はハッキング被害の報告が目立ち、他人事では無くなってきました。
Web3の世界では全てが自己責任なので、自分の身は自分で守らなければいけません。

Revokeを行って、自分のメタマスクとの接続が解除し、ハッキング対策を強化。
大切な資産を守りましょう。

2. MetaMaskでの承認をRevokeする方法

Revokeは各ブロックチェーンのサービスごとに1つずつ手作業で実行。
また「Revoke.cash」という専用のサイトを通じて行います。

STEP.1:Revokeサイトを訪問

以下が「Revoke.cash」のURLです。

■Revoke.cash
https://revoke.cash/

こちらで今までメタマスクがNFTや仮想通貨の送付許可=Approve(承認)を行ったサイト・アドレスが確認できます。

Revoke①

なお、上記のURLは正規のモノです。
よく確認の上、くれぐれも偽サイトには注意してください
(本物のアドレスはブックマークしておきましょう)

STEP.2:MetaMaskに接続

ロゴ下の「Connect Wallet」をクリック。

Revoke②

左上の「MetaMask」を選択しましょう。

Revoke③

メタマスクが起動しました。
URLが「https://revoke.cash」となっているかダブルチェックしましょう。

Revoke④

問題が無ければ、「次へ」をクリック。
続いて「接続」を押せば、完了です。

Revoke⑤

STEP.3:画面の見方

画面に自分のウォレットアドレスが現れました。
アドレスの上には灰色のイーサリアムのマークが表示されています。

Revoke⑥

一方、アドレス下には「Tokens/NFTs」のスイッチボタンがあります。
これらは、

  • 通貨マーク
    現在接続されているネットワーク
  • Tokens/NFTs
    Tokensは対象のネットワークで承認を与えた暗号資産(仮想通貨)
    NFTsはOpenSeaでの取引などで承認を与えたコレクション作品

を意味し、この対象「通貨マーク」と「Tokens/NFTs」を指定することで、今までメタマスクが与えた承認・許可状況を確認できます。

STEP.4:ネットワークの切り替え

ネットワーク毎の状況を調べるには、メタマスク側での操作が必要です。
今は「イーサリアムメインネット」に接続されていますね。

Revoke⑦

では、ネットワークを「Binance Smart Chain」に指定してみましょう。

Revoke⑧

すると、「Revoke.cash」の通貨マークも自動的に切り替わりました。

Revoke⑨

STEP.5:仮想通貨とNFTの切り替え

次は仮想通貨とNFTを切り替えです。
イーサリアムの場合、Tokens(仮想通貨)一覧にはWETHがあります。

Revoke⑩

では、「NFTs」をクリック。
すると、これまでにメタマスクでNFTの購入や送付を承認してきたNFTの一覧が表示されます。

Revoke⑪

STEP.6:Revokeの手続き

実際のRevokeの操作手順です。
今回はポリゴンネットワークで行ってきた承認の取り消しをしてみます。

まずはネットワークを「Polygon PoS (Matic) Mainnet」に変更。

Revoke⑫

リストには今までポリゴンで接続したサイト(QuickswapやDfyn)が確認できますが、3番目のウォレットアドレスは身に覚えがありません。

Revoke⑬

怪しいので「Revoke」ボタンを押して、キャンセルを行います

メタマスクがポップアップしました。
「WETHへのアクセス権限を与えますか?」と書いてありますが、実際は承認取り消しの確認画面です。

Revoke⑭

なお、Revokeにはガス代(手数料)が発生
イーサリアムネットワークならETH、ポリゴンネットワークならMATICが必要です。

画面を下にスクロールさせて「確認」を押しましょう。

Revoke⑮

「Transaction Submitted!」などのメッセージが出たら、Revoke手続きは完了です。

Revoke⑯

先ほどの画面に戻ると、謎のウォレットアドレスは消えていました

Revoke⑰

お疲れさまでした!
身に覚えのないサイトにメタマスクが与えた承認・許可のRevoke(取り消し)ができました。

最後に…

メタマスクの承認をRevoke(取り消し)する手順のおさらいです。

  1. Revokeサイトを訪問
  2. MetaMaskに接続
  3. ネットワークやTokens/NFTsの切り替え
  4. Revokeの手続き

月に1回程度、Revoke.cashにて暫く使っていないサービスを見直し、こまめに承認状況の確認・Revokeする癖をつけましょう。

仮想通貨・NFTの世界は何が起こるか分かりませんから。

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