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【ACL】アウェーで勝利した北京国安のユニフォームが話題に!

ACL2020-チェンライvs北京 CHINA NEWS
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2月18日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第2節が各地で行われ、北京国安(中国)はタイのチェンライ・ユナイテッドと対戦。

中国勢にとって初陣となったアウェーでの試合は、前半23分の王子銘(Wang ZiMing)のゴールを守りきった北京国安が1-0で勝利しました。

ACL2020のチェンライvs北京の結果
北京国安の公式微博(Weibo)より

武漢ガンバレ!のメッセージ

北京国安の試合で注目を集めたのが、選手が身に着けたユニフォーム。
通常はスポンサー名が入っている胸の部分に「武汉加油」の文字がプリントされていました。

北京国安のアウェーユニフォーム-武漢ガンバレ
北京国安の公式微博(Weibo)より

中国からの代表クラブとして気合が入っていた北京国安。
サッカーファン及び国の期待を背負った選手たちはピッチで奮闘する姿を見せました。
敵地に駆けつけたサポーターも「武汉加油」の横断幕を掲げ、一体感を演出します。
格下相手に優位な試合運びで勝ち点3を手に入れ、国民に笑顔と勇気を与えました。

タイに駆けつけた北京国安のサポーター-武漢ガンバレ
北京国安の公式微博(Weibo)より

湖南省武漢市を発端に全国に拡散した新型肺炎はACL日程にも影響を与えました。
一部の試合スケジュールが調整され、広州恒大、上海申花、上海上港は4月に初戦を迎えます。

■中国クラブの試合日程はコチラ

【ACL】いよいよ開幕!も、中国勢の日程が変更に…
明日2月10日(月)より、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2020のグループステージがスタートしますね。日本からは前年のJリーグを制覇した横浜F・マリノスと天皇杯王者のヴィッセル神戸、プレーオフを勝ち抜いたFC東京の3チームが参戦します

アウェーユニフォームの裏話

このユニフォームを試合で着用するにあたっては、事前にアジアサッカー連盟(AFC)からの了承が必要で、クラブはまずAFCに相談。
提案を受けたAFCは状況に理解を示し、快く承諾します。

次にチェンライ市内の加工業者を探し始めますが、簡単には事が運びません。
技術や設備を理由に、3件連続で断られてしまいます。
それでも多方面のコネクションを頼り、ようやく試合の2日前に対応可能な業者を捜し当てました。

ユニフォームの製作を受け入れたのはチェンライに住む華僑の周国泉氏。
雲南省の父親が若い頃に移住したタイで、周氏は生まれ育ちました。

友人から依頼を受けた周氏は、試合前日の朝9時から工場を稼動させ始めます。
12時間に渡り機械をフル回転させて、夜の10時前にユニフォームの加工が終わりました。

試合当日、迅速な対応に満足したクラブ側が加工費の支払いを進めようとします。
しかし周氏は、

「タイにいる我々中国人も新型肺炎を心配しており、何かお手伝いをしたいと思っています。今回の御代結構です微力ですが支援の代わりとさせてください

と返答し、固辞したそうです。

試合後、心温まるエピソードとしてSNS上で広まっていきました。

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