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中国語の四声とは?発音や読み方のコツ徹底解説【ピンインの発音の難易度を下げる方法を紹介】

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「中国語の四声って何?」
「中国語の発音を良くしたい」
「何かコツはありますか?」

中国語を話す際、同じ読み(ピンイン)でも、イントネーション(四声)によって別の意味が相手に伝わります。

日本語を例に出すと、「雨」と「飴」。
「あめ」の発音が若干異なりますよね。

ここのページでは中国語の四音に基礎知識や発音のコツ、注意点などをメモっていきます。

本記事のメリット
・中国語の四声の基礎が分かる
・四声の発音の仕方を理解できる
・四声の練習方法が分かる
信頼性
・筆者は独学でHSK6級を取得
・中国在住9年
・妻は中国人、会話は中国語
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1. 中国語の四声とは?

「四声」とは中国語の声調を4種類に分類したもの。
中国語だと「sì shēng」、日本語だと「しせい」と読みます。

と言われても、中国語の読み方は分かりませんよね……。
でも、発音表記である「拼音」(ピンイン)に注目してみてください。

「sì」と「shēng」に何か記号のようなものがありますね。

ピンイン表記(≒ローマ字表記)の「韻母」(母音)の上に付けられたマーク。
これが「四声」を表してます。

中国語の「四声」は、

①一声(ā)
②二声(á)
③三声(ǎ)
④四声(à)

といった名前と符号があって、これに基づいて単語を発音することになります。

また「四声」は各韻母に対応しています。
前述の「ì」と「ē」のように。

以下では「a」を例にして発音の解説をしていこうと思います。

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2. 中国語の四声の発音

「四音」の違いは発声時のイントネーション。
韻母にあるマークをイメージして発音を行います。

とはいえ、「ā」「á」「ǎ」「à」は少し小さすぎて、見にくい。
という訳で、4つのリズムを大きく↓のようにグラフで整理しました。

四声のイメージ

横方向が時間軸。
縦方向がトーンの上げ下げ。

こんな感じで音を発します。
矢印があるとイメージがより湧きやすいと思います。

まずはこれらのイントネーションの流れを抑えておきましょう。
この違いに慣れていければ、今後はピンインの符号を見ただけで、自然な発音ができるようになります。

次に、1つ1つの発声の仕方ついて掘り下げます。
上記の矢印を念頭に入れてから、読み進んでいただければと思います。

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①一声(ā)

中国語の読みは「yī shēng」。
語学用語だと「平声」(へいせい)と呼ばれます。

「平」という文字が入っています。
その名の通り、リズムは変化させず、一定で真っすぐ発音します。

トーンは最高の5。
高い調子を維持しましょう。

②二声(á)

二声=èr shēng=上声(じょうせい)

出だしは通常の高さ(=3)。
語尾が上げて、5に到達するイメージで声を発します。

③三声(ǎ)

三声(sān sheng)は中国語では「去声」(きょせい)と言われています。
「三」は日本語と同じく「さん」ですね。

やや低め(=2)から入り、トーンを一度落とします。
その後、挽回を図るように、4の高さまで声を上げましょう。

V字もしくはU字をイメージした発音になります。

④四声(à)

最後は「四声」(sì shēng)。
5から1へ、一気に急降下させます。

相手に「おい!」と声を掛けるときの感じに似ているかも。
(お=5、い=1の高さですね)

ストンと落とす感覚となります。

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3. 中国語の四声の練習方法

大声で叫ぶイメージ

中国語では基本的に1つの文字(a、huなど)の中で、一声~四声を使い分けます。
このパターンを不正確に使用すると、意味(単語)が変わってしまうため、相手には伝わりません。

言いたい言葉・気持ちを相手に理解してもらうためには、まずは、1つ1つの発音方法を意識する必要があるのです。

では、どのように「四声」を身につければ良いのでしょうか。
当たり前ですが、「ひたすら声に出してみる」がその答えになるでしょう。

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「四声」の違いを知識として持つだけでは不十分。
あくまでイメージとして捉えるだけで、やはり「声出し」が最速・最適な方法です。

例えば、「ma」(マ)は「四声」によって以下の単語・意味に変化します。

一声:mā(妈=母親)
二声:má(麻)
三声:mǎ(马=馬)
四声:mà(骂=罵る)

ボクが独学していた頃は、一番最初・初歩の初歩に、この「ma」の「四声」を発声練習に使っていました。

mā → má → mǎ → mà

の順番に、ひたすら「声出し」。
それこそ毎日、何百回も繰り返しての練習したものです。

単純ですが手っ取り早く行うことができます。

まずは、「ba」や「chi」や「wo」などは発音しやすい語を選びましょう。
目的は「四声」のリズムの違いを覚えること。

徐々に慣れてきたら、少し難しい単語、

shēng → shéng → shěng → shèng

辺りにチャレンジしていく感じです。

1日5分でも、1~2週間続けていけば、「四声」が身体に染み込んでいくことでしょう。

合わせて行いたいのが「ネイティブの音声を聞きながら、聴力を慣らす」こと。

今はネットの時代。
「中国語 四声」でググれば、「YouTube」(ユーチューブ)の動画も探すことができます。

耳と口でインプットとアウトプットを繰り返し、コツコツと練習を続けて、基礎を身につけましょう。

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最後に…

「四声」を使い分けて発声するのは一筋縄ではいきません。
なぜなら、「正しい発音」とセットになっているから。

例え「四声」のトーンに問題が無くても、「rè」と「lè」で意味は全く異なります。
英語の学習で遭遇した壁が、また現れるのです。

という訳で、中国語の「スピーキング」には相当な時間が必要です。
何度も挫折を味わうでしょうが、練習した分だけ自身の能力が高まる、ということを頭の片隅に留めてもらえればと思います。

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