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【ほんやく通信】中国メディアが伝える日本の高校サッカー選手権【キャプテン翼が現実に!】

キャプテン翼 CHINA NEWS
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30代から40代のサッカー愛好者にとって、「キャプテン翼」は青春とは切っても切れない作品です。

日向小次郎の「雷獣シュート」(雷兽射门)、大空翼&岬太郎が魅せた「ツインオーバーヘッドシュート」(双人倒钩射门)、カール・ハインツ・シュナイダーが必殺技「ファイヤーショット」(火焰射门)に立花兄弟の「スカイラブハリケーン」。

漫画のヒーローが繰り出す多彩な技術とパフォーマンスは、幼少期の記憶に鮮明に残っていることでしょう。

作者の高橋陽一氏は実はサッカー経験が乏しく、あまり詳しくないとのこと。
ですが、豊か想像力と表現力によって描かれた迫力あるプレイが、多くのサッカーファンを魅了しました。

中国メディアが伝える日本の高校サッカー選手権

静岡学園

第99回全国高校サッカー選手権大会(選手権)が2020年12月31日から2021年1月11日に開催されます。

出場チームは例年通り48校。

日本の高校サッカーは世界でも稀にみる独自の発展をしてきました。

中国も同様ですが、ユースの年代はプロクラブの下部組織のチームを中心に大会を組まれるのが一般的です。

しかしながら、日本の場合は学校単位での運営システムがしっかりしており、学業とスポーツの両立が上手く融合しています。

昨年の選手権では、決勝戦で青森山田を3-2で下した静岡学園が、24年ぶり2度目の王者に。

素晴らしいパスワークと多彩な戦術は、「キャプテン翼」の南葛SC(作中は小学生のサッカークラブ)を彷彿させました。

サッカー小僧の夢が詰まった代表的な作品と言えるでしょう。

ちなみに南葛SCという名は、作者が東京都葛飾区出身であることが由来しています。

日本のサッカー界において、静岡県は逸材の宝庫として有名。

わずか400万人の県から、これまで数多くのレジェンドが世界へと羽ばたいていきました。
三浦知良と大空翼

三浦知良、中山雅史、高原直泰、西澤明訓、長谷部誠、内田篤人……。

選手権の始まりは1917年。

国民で知らない人はいない大会の一つであり、約4,200校が頂点を目指します。

期間中の総観客数は10万人を超え、昨年は56,000人が決勝戦に足を運びました。

決勝戦の観客数

中村俊輔、中田英寿、本田圭佑、岡崎慎司、乾貴士といったレジェンドプレイヤーも、選手権の活躍からプロへと進んでいます。

いくつかの学校ではプロ並みの指導資格を持つコーチ陣が指揮を執ります。
高校生とは言え、戦術、テクニック、メンタルなど技術レベルは決して低くありません。

また選手自身も個性や特徴をしっかりと理解しているのです。

「キャプテン翼」に登場する大空翼はゲームメーカー。
背番号9の日向小次郎は典型的なストライカー。

これと同様、各チームも鮮明な実力と特徴を持つプレイヤーを上手く配置しているのが、試合を観ていて感じ取れるでしょう。

キャプテン翼が現実に!

安倍裕葵

また大空翼はFCバルセロナへ。
日向小次郎はユベントスに移籍しました。

当時、多くの読者およびサッカーファンは、漫画の中だけの夢物語と思ったはず。

FCバルセロナやレアルマドリードで日本人が活躍する姿を、誰が想像できたのでしょうか。

日本の高校サッカーの歴史を紐解くと、3年間のサッカー生活において、欧州の強豪クラブで通用するだけの素地が刻まれていること分かります。

石川県の星稜高校出身の本田圭佑は、2011年に日本代表のアジアカップ優勝に貢献し、最優秀選手(MVP)に選出。
ACミランでは10番を背負い、5大陸のプロリーグでゴールを決めた、まさに日本サッカー界のスーパースターです。

本田圭佑

プレミアリーグのレスターに所属し、クラブ初優勝に貢献した岡崎慎司は兵庫県の滝川第二高校の出。
泥臭いプレイスタイルの基盤は高校サッカーにあると言っても良いでしょう。

彼らは「キャプテン翼」世代とも呼ばれています。

日本人の海外進出は今では当たり前ですが、漫画の中での信じられないような場面が刻々と具現化。

大空翼が国際大会で活躍する姿は、日本サッカーに関わる全ての人を勇気づけ、「夢は叶う」と証明しました。

日本代表がワールドカップで優勝する日も、そう遠くないかもしれません。

キャプテン翼の日本代表

※本記事は下記サイトを元に構成・翻訳しています。

■参考サイト(中国語)
连办99届的日本国民级大赛,又让漫画变成了现实

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