PR

【業績レポート】好調なテンセントゲームズに「後ろ盾」アリ!

テンセントゲームのロゴ CHINA NEWS
記事内に広告が含まれています。

3月18日、中国のソーシャルメディア最大手の「Tencent」(テンセント、中国語:腾讯)が2019年の第4四半期(4Q)決算及び年度決算を発表。

開示されたデータによると、昨年の営業収益は3,772.89億元(約5兆9,600億円)で前年比21%増、純利益は943.51億元(約1兆4,900億円)で同比22%増とのことです。

ゲーム事業部門「Tencent Games」(テンセントゲームズ、中国語:腾讯游戏)の業績はというと、2019年の収益が1,147億元(約1兆8,000億円)と前年比で10%増加しました。

注目すべきは好調な海外ゲーム事業で、4Qにおける収益が2倍以上伸びており、オンラインゲーム業界シェア23%を誇っているということ。

董事会主席兼CEOの马化腾(馬化騰、Ma HuaTeng、英語: Pony Ma)は財務報告にて、以下のように述べています。

「昨年は「PUBG Mobile」や「Call of Duty Mobile」などのタイトルの成功によって、海外ゲーム事業は画期的な進歩を遂げ、ゲームユーザーの規模を大幅に拡大することができた」

PUBGのバナー

海外ゲーム事業を引っ張る2タイトル

テンセントの財務報告によると、2019年4Qの海外ゲーム事業の営業収益は70億元(約1,100億円)。
前年比で35億元以上を増やしたわけですが、それには2つの要因が挙げられます。

1つは2019年10月21日に実施された「Supercell」との統合。
これにより15.5億元の収益がもたらされました。

残りの20億元が前述の「PUBG Mobile」と「Call of Duty Mobile」といったゲームタイトルの貢献によるものです。

①「Supercell」との統合
②「PUBG Mobile」や「Call of Duty Mobile」の売上

「Call of Duty Mobile」は昨年9月末にリリースされたシューティングゲームで、アメリカの調査会社「Sensor Tower」によると、10月時点のダウンロード数は1.48億に到達。

その数は同時期にサービスを開始したスマホ版「Fortnite」(フォートナイト)の4倍、「PUBG Mobile」の2倍で、「Pokemon Go」(ポケモンGO)に次いで2番目に多いタイトルとなりました。

1ヶ月目の収益を比較した場合、

Call of Duty Mobile:5,390万ドル(約58億円)
フォートナイト:2,710万ドル(約29億円)
PUBG Mobile:350万ドル(約3.8億円)

「Call of Duty Mobile」の成功がテンセントゲームズの海外ゲーム事業に直結していることが見てわかります。

世界的に大ヒットしている「PUBG Mobile」の存在も忘れてはいけません。
2019年11月の営業収益は7,000万ドル(約76億円)となり、海外市場における中国産タイトルの中で最も高い数値を残しています。

この2タイトルはテンセントゲームズの海外シェア獲得に重要な役割を果たしていて、今後の海外戦略と規模拡大の後押しをすることになるでしょう。

CODMのバナー

テンセントの「後ろ盾」は誰?

両者はテンセント内の開発チーム(スタジオ)と海外の開発デベロッパーにより製作が行われました。

【Call of Duty Mobile】
テンセント社スタジオ「Timi Studios」(中国語:天美)とアメリカの「Activision

【PUBG Mobile】
同社スタジオ「Lightspeed & Quantum」(中国語:光子)と韓国の「Bluehole

テンセントは中国国内にて圧倒的な地位を確立した後、海外向けの開発チームにも力を注ぎ、上記の2つのスタジオが先駆者となって世界に飛び出しました。

「Activision」のRob Kostich氏はテンセントに対し、

「私たちはまだ始まったばかりですが、非常に興味深い経験をしました。
Activisionチームとパートナーの天美がプレイヤーに、このような素晴らしいゲームを提供できることに嬉しく思っています」

と高く評価しています。

しかし、表向きには共同開発ではあるものの、天美と光子には過去に開発経験はありません
本質的にはコンテンツ権利の取得と監修がテンセントの狙いだと思われます。

両方のタイトルの成功の裏には、「Activision」と「Bluehole」の技術と経験が不可欠だっだのです。

海外戦略に舵をとったきっかけは、北欧からのヒットゲームを世に送り出している2社の存在。

ストラテジーゲーム「Clash of Clans」(クラッシュ・オブ・クラン)や「Clash Royale」(クラッシュ・ロワイヤル)を生み出した「Supercell」と、カジュアルゲーム「Candy Crush Saga」(キャンディークラッシュ)を開発した「King Digital Entertainment」です。

これらの企業の台頭が遅れをとっていた中国企業に刺激を与えたと共に、スマホゲームがコンソールに取って代わり、世界的にリードし始めたことを示しています。

天美および光子と海外チームの協力モデルによって、テンセントゲームズの海外市場への参入と成功が証明されました。
今後はフランスの「Ubisoft」などの製品がテンセントを通じて開発されるかもしれません。

※本記事は下記サイトを元に構成・翻訳しています。

参考サイト(中国語)
腾讯游戏用“代工”进军海外

タイトルとURLをコピーしました